まちづくり-鎌倉資本主義①
最近では、ブランディング、クリエイティブの視点で、
まちづくりのお手伝いにお声をかけていただく機会が増えてきた。
しかし実際には、そのまちの人々の想いや課題も様々。
どのようにそのまちが人々が一体となり、願わくば地元経済を流通させていくのか。
これまでのブランディングのフィルターを通して見ても、
企業とは毛色も違い簡単ではないと思いしらされることも少なくない。
そんな折、解決の大きなヒントをいただけそうな取り組みに触れる機会が訪れた。
神奈川県鎌倉市にある、面白法人カヤックさんが中心になって進める「鎌倉資本主義」のお勉強会だ。
カヤックさんはもはや、クリエイティブ業界では知らないものはいないほどの上場企業、
アプリやゲームの開発からホームページの制作などITプロダクションとして超有名だ。
まず訪れたのが、鎌倉駅からほど近いところにある「まちの食堂」。
システムは、週替わりで出店するショップがかわり、鎌倉にある企業で契約すれば、
そのスタッフさんは毎回100円引きでランチをいただける。
また契約していない方でも、鎌倉で働く方ならどなたでも食事可能とのことだったが、
今回特別に金沢市民の私たちもいただくことができた。
鎌倉も金沢と似た観光地として、中心部で食事をしようとすると多くが観光地価格となり、
毎日ランチにするには到底高いものとなってしまう。そんな地元の人々からすると、低価格で
ランチがいただける「まちの食堂」はありがたい存在なのだ。もちろん契約する企業としても
福利厚生として、スタッフさんに喜んでもらえるのは嬉しいことだと思う。
この日は本格的なカレーでショップ内はちょうどお昼時で多くの人で賑わっていた。
「皿洗い」を手伝ってくれた方は、食事代が10円になるサービスも、カヤックさんらしい。
週末の夜は、ハイボールバーとなり、各々食事を持ち込んで夜な夜な楽しめるというのも面白い。
早々に鎌倉資本主義の一旦に触れ、いよいよカヤックさん本社へ移動。
この続きはまた次回、ご紹介します。



